毛皮プレート縫製に関してのQ&A

特価在庫放出のファープレート、しなやかでサイズも通常のものより一回りもふた回りも大きく大変お買得なものを新古品という理由で通常の半額以下の価格でお分けしておりますが、縫製は一応お勧めしません、なさる場合は自己責任でとお断りしているにかかわらず、気軽に手に入る価格の素材で何か作ってみたいと言うお問合せを何件もいただきますので、簡単に縫製のヒント・コツなどを掲載致します。

お送りする素材に付いて-

ファー素材縫製に関しましては、縫製に使いたいとお知らせいただければこちらでなるべくやわらかくてしなやかなものをお選び致します。(ご不安な方は200円切手一枚お送り下さればサンプルラビットファー一枚差し上げます)特価プレートは大事を取ってお勧めしないと申し上げている訳で、実際の所はなるべくしなやかなものを選んでお送りしております。

縫製に関して-修理・縫製担当者に聞く(※あくまでも参考ということでお願い致します。)

カット方法 カット方法は、うらからカッターで裂くように切ります。ハサミを使いますと、表の毛まで切ってしまいます。カッターはよく切れるものなら市販の普通のカッターがお使いいただけます。

縫い方 衿やカフス程度の大きさの物でしたら、断然手縫いがお勧めとのことです。
まず第一に、ミシンだと毛が絡みやすく、慣れないと針の中に毛が食い込んでしまいます。
初心者の方でしたら特に手縫いが一番お薦めです。


縫い糸と縫い針 次に縫い糸ですが、50番くらいが良いだろうと言う事ですが
もし手に入るのなら本当は、テトロン系の糸が良いそうです。
最後に、手縫いを為さる場合、普通の針では無く「三角針」と言うものを使います。
こちらは普通の手芸店で手に入るそうです。(恐れ入りますがご自分でお問合せ下さい)
三角針というのは先が皮を切り裂いて縫いすすめる事が可能なように三角の形をしております。
皮を切り裂く針の為うっかり指をつきますと普通の針より若干切れ味が良く、注意が必要ですが
皮の指ぬき等をされると良いかと思われます。

芯地について 最後に芯ですが、毛皮を痛めず補強出来るシールタイプの物がなかなか見つからないとお問合せいただいております。ご希望の方は1800円/m にてお手配致します、色は白と黒がございますがお時間をいただきますので(即日から10日程度)急ぎ手配はご容赦下さい。シールの場合でも、張り方は熱接着より簡単ですが、シワになることがあります。シワになるとそこが縫いにくくなりますのでシワの出来ないように貼ります。皮の状態にもよりますが、しなやかなものであれば特に貼らなくても良い場合もございます。ラムなどは特に、大変しなやかですので必要がほとんどありません。

普通の熱接着の芯もお使いいただけるのですが、こちらはコツを知らないと皮を縮めてしまいます。試してみたい方は皮ご購入の際にお申しつけいただければ、ハゲや穴あきなどのあるプレートを数枚接着テスト用として同封して無料にて差し上げます。

普通の接着芯は、アイロンを当てないとつきません。蒸気では温度が足らないそうです。絶対にぎゅっとアイロンを押し付けず、様子を見ながらそっと少しずつ接着してゆきます。この方法を会得なさればシール芯を探す手間がはぶけます。

他にご質問等ございましたらお問合せ下さい。追って掲載してゆきたいと思います。

ご不安な方はお一人一回のみサンプル(ラビットのみ)を差し上げておりますのでお確かめの上お買い求め下さい。